今日の聖人(5月9日)
聖クリストフォロ
3世紀ごろ
クリストフォロは、レプローブスという名であったといわれる。カナンの上流家庭に生まれ、ローマ皇帝デキウスの迫害のときに殉教したと伝えられている。大男で、とても力持ちであった彼は、世界で一番強い王に仕えることを望み、その王に出会えることを待ちながら、旅人を背負って川を渡る仕事をしていた。そしてある暴風雨の夜、子どもの姿をしたキリストを肩に乗せて川を渡り、真の王とは誰かを悟ったのだった。このときから、クリストフォロス(ギリシャ語で「キリストを背負う者」という意味)の名を自分に付けた。
12世紀ごろから、ドイツを中心に彼の伝説が広まり、クリストフォロが描かれた画を見た者は安全に暮らせる、とまでいわれた。彼は、旅行者や航海者、現代では自動車の運転者の保護の聖人として知られている。
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